突然ですがクイズです
次の市町村がある都道府県はどこでしょう?
- 大鰐町
- 東川町
正解は・・・↓↓↓↓↓↓↓
- 青森県
- 北海道
でした!
いかがでしょうか。失礼ながら横浜市(神奈川県)や神戸市(兵庫県)のように誰もが知るような市町村ではないため、正答率はそれほど高くないと思います(お住まいの方には申し訳ございません)。
おそらく分かった方は、出身が答えとなる都道府県の方、あるいは該当の自治体に知人や親戚がいる等、何らかの縁がある方がほとんどなのではないでしょうか。
何故いきなりこんなクイズを出したかというと、私が確定申告を行うにあたって解く必要があった問題だったからです。
確定申告時に地理クイズを解かされる理不尽
それは、国税庁の確定申告書作成コーナーでふるさと納税の寄付金控除を申請する場面。
こんな感じで
- どこの市区町村に
- いつ
- いくら
寄付したのかを入力する必要があります。
「市区町村に対する寄附」の場合は市区町村名を選択して入力するのですが、残念なことに市区町村名での検索は行えず、都道府県名→市区町村名の順にプルダウンで選択する必要があるのです。
このUI自体イケてないのは事実なのですが、そこはまあ我慢するとしましょう。
ふるさと納税の寄付金控除申請に必要な「いつ」「どこの市区町村に」「いくら」という情報は、基本的にはふるさと納税を実施した際に寄付先の自治体から送られてくる「寄附金受領証明書」に全て書かれています。
上記は実際の寄附金受領証明書です。
- 平成30年12月15日に
- 和歌山県有田郡湯浅町に
- 25,000円を
寄付したことがわかりますね。
したがって、寄付先は「和歌山県」→「湯浅町」の順に選択すればOKです。ノープロブレム。
ところが!
中にはこんな寄附金受領証明書を送ってくる自治体があります。
この寄附金受領証明書からは、
- 平成30年4月1日に
- 東川町に
- 10,000円を
寄付したことがわかります。
へー、東川町ね。
東川町
東川町…
東川町……
どこだよ!?
いや、確かに一度はふるさと納税先として選んで寄付してるわけですから、それくらい覚えてろよ!!って気持ちもわからなくはないですけども。
最大1年近く前のことですし、そもそも年間を通じて多数の自治体に寄付を行うわけで、さすがに全ては覚えてないんですよね。
ということで、「東川町」でググることになるわけです。ほどなくしてGoogle先生が「北海道」であることを教えてくれて、無事入力完了。
ちなみに、冒頭のクイズとして出題した大鰐町(青森県)の寄附金受領証明書にも、都道府県名の表記がありませんでした。
寄附金受領証明書には都道府県名を書いてください
「数十秒でわかるんだから文句言わずにggrks!」
という言葉が聞こえてきます。ハイ、おっしゃる通り。ぐうの音も出ません。
でもですね、、、
そもそも確定申告自体が「奪われる金額を決めるために面倒臭い作業を行う」という非常にメンタルを削りに来るイベントなんですよね。
「キングボンビーに奪われる金額を決めるためにサイコロ10個振る」
とか、もっとシンプルに
「自分の墓穴を掘る」
のと同じような気持ちでやらされる、回避不能の強制クソイベントなわけです。
※もちろん還付金が貰える時はwktkでやるわけですが、ごく平凡なサラリーマンである私の場合、住宅ローン組んだ最初の年(住宅ローン控除が年末調整で受けられない)以外は雑所得にかかる所得税をガッポリとられてるので、上記のような精神状況です。
ただでさえメンタルが削られる強制イベントにおいて、数々の領収書や支払調書と睨めっこしてチマチマと作業を進めている中、わざわざ市町村名で検索して調べなければわからない自治体があれば、それはもう呪詛の念を抱かずにはいられないわけです。
ということで、自治体の皆様におかれましては、
「ウチは全国レベルで有名だルォォォ!?知らねぇ奴が悪いんだよ!!!!」
という謎のプライドが無い場合、
寄附金控除証明書に市区町村名だけでなく都道府県名を書いてください!!
たったそれだけで、貴自治体への呪詛の念を抱かずに済むのです。
確定申告をするまでがふるさと納税です。
寄附する人と寄付される自治体、お互いに気持ちよくふるさと納税を行うために、ぜひほんの少しの気遣いをお願い致します。
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