FP3級を受験しました!!

雑記

本日FP3級を受験しました。

FP試験は当日の17時半にFP協会のHPで解答が公開されるので、自己採点も完了しています。

  • 学科:57問/60問(合格ライン:36問)
  • 実技:95点/100点(合格ライン:60点)

興味を持ってから約3ヵ月で計画的に勉強してきたので、(自己採点なのでまだ確定ではありませんが)高得点が取れました。合格は間違いなさそうです。

(実は満点合格を狙っていたのですが、詰めが甘く逃してしまいました)

私自身ガチガチの理系で金融分野はド素人でしたが、この資格の勉強を通じてかなり得るものがありました。

FP(3級)に興味がある方の参考になればと思い、雑記を残しておきます。

※FPの試験は「FP協会」「金融財政事情研究会」の2種類があり、学科は共通で実技の問題が異なります。以降は私が受験した「FP協会」の試験について書いています。

FP3級の難易度と内容

FP3級の難易度は、端的に言うと「非常に易しい」と考えます。

  • 合格率は約70%と高い
  • 学科と実技の試験があるが、いずれもマークシート方式
    • 学科は2択30問+3択30問
    • 実技は3択20問(FP協会受験の場合)
    • 学科・実技とも60%で合格

試験範囲は以下の通りで、どれも社会人として生きていく上では知っていて損はしない内容です。逆に言えば、ある程度社会人をやっている方なら、勉強せずともわかる問題もそれなりにあったりします。

  • ライフプラニング
  • リスク・マネジメント(主に保険について)
  • 金融資産運用(株式や投資信託など)
  • タックスマネジメント(主に所得税について)
  • 不動産
  • 相続

FP3級を受験するメリット

上記の通りFP3級の試験範囲は、日本で社会生活を送る上で役に立つ知識が多く含まれています(中にはどこで使うの?という知識も無くは無いですが…)

そのため

  • 所得税は年末調整に任せきりでよくわからない
  • 保険とか資産運用とかよくわからないから銀行預金しか資産がない
  • 家を買う予定だけどローンとか税金とかよくわからない

といった金融リテラシー低めの人にはうってつけの試験だと思います。また、新社会人や学生さんにもおススメです。

私自身もFP3級の勉強を通じて新たな知識を多く得ました。例えばこんな感じです。

  • 40歳を超えると「介護保険料」が給料から天引きされ始める。
  • 盗難や災害による家の破損などで損失が生じた場合は「雑損控除」が受けられて所得税が減る。
  • 配当所得は総合課税にすれば配当控除が受けられる反面、税率が上がる可能性がある。また、株式の譲渡所得との損益通算も出来ない。申告分離課税を選べば税率は一律20.315%で、株式の譲渡所得との損益通算も可能。今まで数年間確定申告で特に何も考えずに総合課税を選んでいたが、実は損をしていたかもしれない。

私流FP3級の勉強方法

まず、以下のテキスト(左)を一通り読んで、問題集(右)をやりました。

初学者にも非常にわかりやすく、必要な知識がまとまっている印象でした。

机に向かって勉強した時間はほとんどなく、通勤電車の中や子供の習い事の待ち時間のファミレスでこまめにやっていました。

一通りテキストと問題集をやり終えた後は、FP3級ドットコムというサイトを活用してひたすら過去問をやりました。スマートフォンにも対応しており、非常に使いやすいサイトなのでおすすめです。

こちらも基本的には通勤電車の中や電車待ちの時間、エレベータでの移動中など隙間時間を使っていました。

合計勉強時間は、おそらく40~50時間程度だと思います。

FP3級受験の注意点

上述の通り、FP3級の試験内容は社会生活に即した内容となっており、難易度も容易であることから、仕事や学校の片手間に勉強するだけでも問題なく合格点は取れるでしょう。

問題は、試験当日にあります。

それは

試験時間が長すぎる

という問題です。

FP3級の試験は午前の学科・午後の実技ともマークシート方式で、「知っていれば即答できる」問題がほとんどです。逆に言えば「知らなければいくら考えても解けない(のでヤマ勘で答えるしかない)」わけです。

一応計算問題が数問出題されますが、公式に当てはめるだけで電卓も使えるため、さほど時間はかかりません。どれだけ慎重に問題文を読んで丁寧にマークシートを塗りつぶしても、1問1分はかからないでしょう。

にもかかわらず、制限時間は

  • 学科:60問で120分
  • 実技:20問で60分

と過剰な設定になっています。幸い学科は60分経過時点で途中退出可能(体感的に9割は60分で途中退出していました)ですが、その場合

昼休みが長すぎる

という二次的問題に遭遇します。

ただでさえ90分(集合時間までだと70分)という十分すぎる昼休みが設定されているのに、そこに60分上乗せされるのですからたまりません。映画1本余裕で見れます。東京発のぞみ号は新大阪に着きます。TASさんならマリオ64でスターを120枚集められます。

ランチタイムにつき会場周辺の飲食店は満席ですから、2時間ものんびりできる場所はありません。私は最寄駅から2駅分歩いて戻る、というハードな散歩で時間を潰しました。

FP協会の方、もし見ていらっしゃったら、制限時間と昼休みの短縮を検討いただければ幸いです。

最後に

繰り返しになりますが、FP3級の試験範囲は日本で社会生活を送る上でとてもためになる内容ですので、少しでも興味を持たれた方は、まずは本屋さんでテキストを立ち読みしてみることをお勧めします。

私は次回2020年5月の試験でFP2級にチャレンジしようと思います。

実はもうテキストも買いました。

もし5月にFPを受験する方がいれば、一緒にがんばりましょう!

 

それでは。

コメント